こんにちは、ミタと申します。
手相の基本線は、生命線、感情線、頭脳線、運命線の4本です。今回は「運命線」の意味や見方について詳しく見ていこうと思います。
運命線とは
運命線とは、手のひら中央部分に現れる縦線です。始まりがどこであれ、中指の付け根に向かって縦に伸びます。
運命線は、精神状態や生活態度、仕事運や人生の流れなどを示しています。生涯を通した運勢を見るため、線の濃さや始まっている場所、他の線とのバランスなど総合的に見る必要があります。
運命線が長い
運命線が長く、手首から中指の付け根に向かって、手のひらを長く縦断している場合は「天下筋」と言います。強運の手相と言われています。
天下筋がある方は困難に打ち勝つ力があり、人の上に立つ資質があります。また、運気も強いことを示しています。一方で、周りの方に対する当たりも厳しく、孤立してしまうかもしれません。上昇志向の強さ故ですが、周りの話に耳を傾ける謙虚さがあると、さらに良いでしょう。
ちなみに、豊臣秀吉公にもこの天下筋の手相が出ていたそうですが、実際は、運命線に刀傷をつけることで、手首から中指の第1関節まで延長させて天下筋とした・・・と言われています。
運命線が途中で蛇行している方は真面目でガンコな方です。こだわりが強いため、他人の話をあまり聞かずに我を通します。対人関係にストレスを感じやすいかもしれません。
運命線が短い
運命線が手のひら中央から始まっている場合は、中年期以降から運気が良くなることを暗示しています。若い頃は周りに同調し、大勢の中のひとりという人生でした。ですが、30代半ば以降から徐々に頭角を出し始め、活躍の場を広げていきます。
運命線が手のひらの中央で止まっている場合は、若い頃の運気が良いことを意味しています。中年期までは精力的に仕事に取り組み、中年期以降自分のライフスタイルでゆっくりと生きていきます。
運命線が濃い
運命線が濃く、他の基本線と同じぐらいの場合は、自分中心タイプです。自分の思うままに動きたいため、仕事では突き進んでいくような実業家タイプです。強いリーダーシップを発揮するのですが、厄介事も舞い込みやすいかもしれません。
運命線が薄い
薄い方は協調性のある方です。相手の意見を尊重し、人とあまりぶつからずに生きていくことができます。人間関係をつくることがうまいため、人に引き上げられて出世をします。大人しい性格のため、人の上に立つことは得意ではありませんが、サポーターとして能力を発揮していきます。
運命線がない
運命線は基本線の1つですが、ない方も少なくありません。運命線がない方はマイペースな方で、自分のスピードで、じっくりと物事に取り組んで行かれます。
周りの人と協調することがうまく、人に助けられながら生きていきます。自分の意見を押し通すことが苦手なので、人の意見に左右されてしまったり、人の上に立った時に悩んでしまったりということもあります。
また、マイペースさから、仕事でバリバリ働こうとは思わず、自分の世界を大切にされる傾向もあります。
運命線が枝分かれ
運命線が枝分かれしている場合は、枝分かれの仕方によって意味が違います。意味が細かいので、少しむずかしいと思います。
運命線の終点部分で枝分かれしている場合は、晩年に運気が向上すると言われています。大変な時期が続いたとしても、晩年には認められますので、ご自身で納得のいく生き方をされると良いでしょう。
運命線が起点で枝分かれしている場合は、若いうちに人生が開けることを暗示しています。若くして出世したり、事業が成功したりと、人生の早い段階でゆとりを手にすることができます。一方で、中年期以降は苦労してしまう可能性があります。
運命線から伸びる線
運命線から伸びる線が木星丘(人差し指の付け根)に向かっている場合は、向上心があり、地位や権力を手にできることを暗示しています。人の上に立ち、成功すると言われています。
運命線から伸びる線が太陽丘(薬指の付け根)に向かっている場合は、名声や人気を得ることができることを暗示しています。また、芸術面での成功の可能性もあります。
運命線が2本
通常の運命線に沿うように、もう1本線が現れている場合、二重運命線と言います。二重運命線が現れている方は、2つの仕事を同時にこなしていくことを暗示しています。
本業と副業の両方とも精力的に取り組み成果を出したり、2つの事業を手掛けて軌道に乗せたりと、2足のわらじで働くことができます。
ただ、二重運命線が短い場合は、いろんなことに目移りしてしまい、どっちつかずな状態に陥る可能性があります。また、薄い場合は、何をしたらいいか方向性を決めかねている状態を示しています。
ちなみに、二重運命線は別名「つれあい線」とも言い、支えてくれる協力者の存在が重要です。一人でがんばろうとせず、人に相談するようにしてください。
運命線が途切れている
運命線が途切れている方は、運気の転換期を暗示しています。途切れている間は、第一線から一時的に退いたり、新たな事業への準備をしたりする可能性があります。
運命線が途切れていても「転機」のため、悪いことではありませんが、何箇所も切れ切れになっている場合は、運気が不安定な状態を意味しています。飽きっぽく仕事をコロコロと変えてしまう傾向にあります。
運命線にフィッシュ
魚のような線はフィッシュ(魚紋)と呼ばれ、幸運の象徴とされています。運命線上にフィッシュが現れている場合は、幸運が訪れる前兆です。仕事で評価されたり、結婚相手に出会えたりといったことが起こります。
運命線に島
運命線に島(アイランド)が現れている場合は、仕事や人生の流れにおいてトラブルが起こることを暗示しています。この島は基本的に凶相で、運命線でなく、手の平のどこに現れても良い意味を持ちません。
運命線に島があると、運気が低下し、思うように物事が進まず苦労します。がんばっていても周りから評価されず、不遇な時期を過ごすことになります。リストラや倒産といった大きな打撃を受ける可能性もあります。
運命線を横切る線(障害線)
運命線を横切っている横線がある場合は「障害線」と言われています。障害線が出ている方は、運気が停滞していることを示しています。
運命線は仕事運や人生の流れなどを表している線です。そのため運命線に障害線が出ているということは、トラブルに巻き込まれたり、天災・災難により、生活そのものに強い打撃を受けてしまうことを暗示しています。
障害線が太いほど大きなトラブルとなり、障害線が複数本あるほど思うようにトラブルを抜け出すことができなくなります。倒産、リストラ、失脚といった仕事で大きなダメージを追うかもしれません。
障害線が出ている場合は、思うように進まないと割り切って、毎日を堅実に過ごすことを意識し、追い詰められないように気持ちも落ち着かせるようにリフレッシュすることを心がけてください。
運命線にクロス
運命線上にクロスがある場合は、仕事運が低迷しています。薄くクロスが出ているときは小さなトラブルで、濃くクロスが出ているときは大きなトラブルとなります。
また、運命線の先端にクロスが存在する場合は、生命が脅かされるほどの災難に遭うことを暗示しています。不慮の事故に遭わないよう、できる限り公共交通機関を利用し、慎重な生活を心がけるようにしてください。
運命線の流年法
運命線に何らかのサインが現れている場合、現れている場所を見ることで、何歳頃に起こるかを判断することができます。
運命線を手首から中指の付け根までまっすぐに線をきいて、手首を0歳、中指の付け根を90歳とします。
運命線が頭脳線と交差する位置を35歳、運命線が感情線と交差する位置を50歳となります。
0歳と90歳のちょうど中間を30歳、0歳と30歳のちょうど中間を20歳となります。
この年齢で見ていき、運命線のどこに線や記号が現れているかで、大体何歳頃にそれが起こるかを見ることができます。