こんにちは、ミタと申します。

手相の基本線は、生命線、感情線、頭脳線、運命線の4本です。今回は「生命線」の意味や見方について詳しく見ていこうと思います。

生命線とは

生命線とは、人差し指と親指の間から手首に向かって弧を描いて伸びる線です。生命線はバイタリティや健康状態といった生命力を示しています。生命線を見るには、線の長さ、太さ、始点の位置、支線などを幅広く見ていく必要があります。

生命線が長い/短い

生命線が長く手首に届くほどの場合は、生命力に溢れています。やる気と気力に溢れ、前向きに物事に取り組んでいくことができます。健康体ですので、病気やケガとも縁遠いでしょう。

生命線が短い場合は、生命力が弱いです。病気やケガをしやすく、体力もあまりありません。寿命が短いという意味ではありませんが、体調を崩しやすいため健康的な生活を意識するようにしてください。

生命線が濃い/薄い

生命線が濃く、くっくりと現れている場合は、生命力がみなぎっています。精力的に行動をすることができ、バイタリティ溢れています。パワーが満ちているため、仕事などのトラブルであっても平然と乗り越えていくことができます。病気やストレスの耐性も高いです。

生命線が薄い場合は、生命力が弱いです。気力・体力が続かず、粘り強さがありません。病気にもなりやすいでしょう。また、自分に自信が持てず、周囲の雰囲気に流されてしまうこともあります。

生命線の始点の位置が離れている

生命線と頭脳線が少し離れている方は、明るく、人に好かれやすいタイプの方です。行動力もあり、テンポよく仕事をされていきます。

生命線と頭脳線が離れている方は、好奇心旺盛なタイプです。新しいものが好きで、常に変化を求められています。束縛されるのが嫌いなので、自分の道を進みます。

生命線と頭脳線が大きく離れている方は、猪突猛進タイプです。思いついたら即行動をしたり、思ったことをそのまま口にしたりと、パワフルさとガサツさが混在しています。

生命線が枝分かれ

生命線の終点部分で、二股に濃く枝分かれしている場合は、体力・生命力が強まっています。体調を崩すことなく、精力的にご活躍できます。ただ、二股の線が薄く出ている場合は、逆に病気を暗示していることになります。

生命線の終点部分が、弱々しい線が多数出ていて房のようになっている場合は、晩年の体力低下を暗示しています。疲労が溜まっていて、老けて見られることも少なくありません。60代以降で、急激に老け込んでしまいます。

生命線から上向きに伸びる線

生命線上から人差し指に向かって伸びる線は「希望線」と言います。夢に向かって努力を惜しまずに突き進むことができ、上昇志向の強さが特徴です。具体的な目標を持つことが大切です。長く濃いほど運が開けており、短く薄いほどもうひとふんばりが必要な状態となります。

生命線上から中指の付け根の土星丘に向かって伸びる短い線は「向上線」と言います。この線が現れている方は、努力家です。ご自身の目標に向かって、着実に前に進んでいきます。現状には満足せず、常に今よりも良いものを求められています。目標に向かって進むパワーが強いため、負けず嫌いだったり、頑張りすぎてしまうこともあるかもしれません。

ちなみに、手相の流派によって様々な別名や定義があり「希望線」「向上線」の違いはあいまいだったり、「開運線」「努力線」とも言われています。

生命線から下向きに伸びる線

生命線から下向きの支線が伸びている場合は、心配事が多く、精神的なストレスを感じやすくなっています。体力的にも疲れやすく、体調を崩しやすい状態にあります。

短気線は、生命線の方から親指の付け根部分に、斜めに短く伸びている手相です。名前の通り、短気ですぐに怒ってしまうような方に現れます。

ただ、その気性も、勝ち気な性格で、物事に積極的に取り組んでいる故でもあるのです。精力的に前に進んでいく方ですので、そのスピードについていけない方には厳しくなってしまうかもしれません。

また、必ずしも、相手に怒りをぶつけるというわけではありません。外には出さずに、内面でフツフツと溜め込んでいる方もいます。こういった方は体調を崩してしまいますので、適度なリフレッシュを心がけてください。

生命線が2本

通常の生命線の内側に、もう1本線が現れている場合は、二重生命線と言います。生命力に溢れ、健康、体力、気力が人よりも優れています。胃腸が強く、病気にもかかりにくいでしょう。

自分の意見をしっかりと言え、持ち前のエネルギーの強さから、仕事でも一目置かれる存在になることができます。

エネルギーあふれるからこそ、恋愛にも性にも積極的です。一人の人では満足することができず、浮気性な一面もあります。

生命線が切れている

生命線が一部途切れてしまっている場合は、その時期に体力や運気が低下することを暗示しています。これまで元気であっても、急な病気やケガにより、心身に不調が出る可能性があります。

とは言え一時的なものですので、適度に身体を動かし、健康的な体作りを意識してください。

生命線が切れ切れ

生命線が切れ切れになっている方は、病気になりやすいことを暗示しています。

体力や精神力が弱っているため、体が疲れやすく、気持ちも落ち込みやすくなっています。特に呼吸器系が弱まっています。

全体が切れ切れではなく、部分的な場合の方は、手相の始まり側であれば若い頃が病気になりやすく徐々に健康になっていきます。手相の中間以降が切れ切れの場合は、50代以降から病気になりやすくなっていきます。

生命線にフィッシュ

生命線の周辺にフィッシュが現れている場合は、大きなお金がまとまって入ってくる可能性があります。生命線とフィッシュが重なっている場合は、遺産を受け継ぎ、裕福な生活を送ることができるようになるかもしれません。

生命線に島

生命線に島(アイランド)が現れている場合は、健康トラブルが起こることを暗示しています。この島は基本的に凶相で、手の平のどこに現れても良い意味を持ちません。

疲れやストレスから、慢性的に病気になりがちです。仕事や生活にも悪影響が出てしまう可能性があります。ゆっくりと休まれてください。

生命線を横切る線

生命線を横切っている線は「障害線」と言われています。障害線が出ている方は、運気が停滞していることを示しています。

生命線に障害線が出ている場合は、健康面が脅かされることを暗示しています。病気になったり、事故にあったり、身内に不幸があったり、といったことを暗示しています。あるいは、仕事面での失敗もあるかもしれません。

また、障害線が複数本出ている場合は、悪い意味がさらに強まっています。日々の生活を一度見直して、今一度体へ負担をかけないように意識してください。

生命線にクロス

生命線の上に十字がでている場合は、事故やケガに遭うことを暗示しています。不慮の事故により大きなケガをしてしまったり、突発的な病気により命が危険にさらされてしまったりということがあります。

生命線の前半、中間、後半のどこにクロスが現れているかによって、事故やケガが起こる時期が分かります。前半部分であれば若い内、中間であれば中年期、後半であれば高齢期に現れます。特に、生命線の末端部分に現れるクロスは一番悪く、今の生活環境を見直されたほうが良いでしょう。

生命線の流年法

生命線に何らかのサインが現れている場合、現れている場所を見ることで、何歳頃に起こるかを判断することができます。

始点を0歳、手首を90歳とし、三分割した位置が30歳と60歳となります。0~30歳の間などは均等になるように分割をすればより細かい年齢を知ることができます。

何歳頃にどういったことが起こるのかをぜひチェックしてみてください。