こんにちは、ミタと申します。

手相の基本線は、生命線、感情線、頭脳線、運命線の4本です。今回は「感情線」の意味や見方について詳しく見ていこうと思います。

感情線とは

感情線とは、小指の下から人差し指に向かって手のひらを横断するように伸びる線です。感情線は、別名「愛情線」とも呼ばれていて、感情表現や対人関係など人の内面を表しています。

感情線が長い

感情線が長く、人差し指の下まで届いている方は、温かい心の持ち主です。誠実な人柄から、結婚運は良好で、温かい家庭を築いていくことができます。

線が人差し指の付け根まで届いていると、さらに愛情深くなり、相手に貢いでしまう傾向があります。パートナーのことが好き過ぎる気持ちが強いので、もう少し客観的に相手のことを見られると良いでしょう。

感情線が短い

感情線が短く、中指の下まで届かないような方は、冷静沈着な方です。合理的な判断が得意で、仕事で重宝されるでしょう。

人によっては、合理性を「冷たい」と捉えられてしまうかもしれません。ただ、そういった周りの心情を頭では理解しつつも、理論的な判断をしていくため、周りからの信頼を得ていきます。

感情線が濃い

感情線が濃い人は豪快なタイプです。心が強く、ちょっとやそっとでは物怖じしません。喜怒哀楽がはっきりしているため周りの人の心象も良いと言えます。ただあまりストレートに表現をしすぎてしまうと周囲との軋轢を生むかもしれません。

感情線が薄い

感情線が薄い方は繊細なタイプです。メンタルが弱く、心が乱れやすいです。あまり感情を表に出さないため、周囲の理解を得られにくいかもしれません。

感情線が2本

通常の感情線の上側にもう1本現れている場合、「二重感情線」と言います。二重感情線が現れている場合は、愛情が人の2倍もあることを暗示しています。愛情あふれるお心を持ち、明るく積極的な性格です。

バイタリティーもあり、物事を積極的にこなしていくため、仕事面でも成果を出しやすい方です。

愛情豊かで性欲も強いため、一人では満足できず、浮気や不倫などに走る可能性があります。また、結婚と離婚を繰り返すかもしれません。

感情線と頭脳線がつながっている

頭脳線と感情線が一本の線としてつながっていて、手のひらを横断している線を「ますかけ線」と言います。この線がある方は人とは違う発想力があり、オリジナリティあるアイデアを生み出すことができます。別名「天下取りの相」とも言われています。

逆境に打ち勝つ強さと強運を持ち合わせているのですが、浮き沈みも激しく波乱万丈な苦労の多い人生を歩むかもしれません。頑固な面もあるため、周りの意見に耳を傾ける謙虚さを意識すると良いでしょう。

ちなみに、徳川家康公にもこの手相があったと言われています。

感情線が枝分かれ

感情線の終点部分が枝分かれしている方は、誠実で真面目な方です。人間関係に対しても真面目なので、人に対して不義理なことはされないでしょう。真摯な姿勢は幸運を呼び込みやすいと言えます。また、異性に対しても真面目なお付き合いをされますが、真面目さ故に恋愛に発展しにくいかもしれません。

感情線が三叉に枝分かれしている場合は、社交的で明るい方です。サービス精神があり、周りの人から好印象を持たれます。初対面であっても打ち解けやすい方です。

小さく三叉に枝分かれしている場合は、誰に対しても社交的というわけではなく、会社や家族、学校などの小規模の方を大切にされます。

感情線がまっすぐ

感情線がまっすぐで、中指の下で止まっている方は、クールな恋愛をされる方です。恋愛にのめり込むということがなく、さっぱりとした恋愛を楽しまれます。ドロドロした関係になることもなく、恋愛の駆け引きを楽しむこともあまりないでしょう。恋愛よりも仕事の方が楽しいとお考えかもしれません。

まっすぐな感情線が中指を超えて、長く伸びている場合は、一転して、情熱家となります。純粋な方なので盲目的にもなりやすく、傷ついてしまうこともあります。ただ、ふいに冷静になる時があり、それまでの熱が急に冷めてしまうこともあります。

感情線の上の線

人差し指と中指の間から感情線の上を沿うように伸びている線は「社交線」と言います。二重感情線と似ていますが、薬指の下までしかない短い線がこちらです。

この線がある方は、社交性、協調性、管理能力に優れています。リーダーシップがあり、持ち前の人付き合いの良さから組織の中で成功をしていきます。

感情線の下の線

感情線の下側から斜めに伸びる短い線は「反抗線」と言われています。手相芸人の島田秀平さんは「あやまりま線」と言っています。

自己中心的で、自己主張が強く、自由に生きたいというタイプの方です。束縛されたり、人から指示されることが嫌いで、人と衝突することが少なくありません。ただ、変に社交辞令をせず、本心を語っているという意味でもありますので、自分で決めた内容は最後まで責任を持って取り組まれるでしょう。

感情線が鎖状

感情線が鎖状の方は、繊細な方です。人目を気にしてしまい、人間関係ではストレスがたまりがちの可能性があります。気持ちの浮き沈みの幅も大きいため、人と仲良くなるのには時間がかかります。

一方で、きめ細かく気がつくため、女性であれば男性からモテやすいでしょう。きめ細かさを活かすことができる、研究職や芸術分野などで才能が発揮されます。

感情線が切れている

感情線が途中で切れている場合は、感情のコントロールが苦手と言えます。急に感情が溢れてきてしまい、冷静でいられなくなってしまう気質を表しています。自分の気質をまずは理解することが、感情のコントロールの第一歩目です。

感情線にフィッシュ

感情線にフィッシュが接している場合は、幸運の象徴です。フィッシュは珍しい手相で、どこに出ていても幸運を司っています。

感情線にフィッシュがあると、人間関係で良いことが起こります。理想のパートナーに巡り会えたり、結婚ができるといった可能性があります。予期せぬところから幸運に発展することもあり、愛が満たされていきます。

感情線に島

感情線に島がある場合は、愛情面や人間関係がうまく言っていません。トラブルが多く、心身ともに疲れ切ってしまっています。ストレスが溜まっていますので、休息をとるようにしてください。

感情線を横切る線(障害線)

感情線を横切る線は障害線と呼ばれ、悩みが多くストレスが溜まっていることを表しています。くっきりとした障害線になるほど心の傷が大きくなっています。後ろ向きに考えがちな状態だからこそ、前を向く努力をすることが大切です。

感情線にクロス

十字の線はクロス(十字紋)と言い、悪い意味の多い手相です。感情線にクロスがある場合は、心が乱れ、人間関係のトラブルが起こりやすくなっています。対人関係にストレスを感じやすくなっていたり、恋愛面でもうまくいきません。

感情線の流年法

感情線に何らかのサインが現れている場合、現れている場所を見ることで、何歳頃に起こるかを判断することができます。

始点を0歳とし
小指の真ん中の下を10歳
薬指の真ん中の下を30歳
中指の真ん中の下を50歳
人差し指の真ん中の下を70歳
となります。

この年齢で見ていき、感情線のどこに線や記号が現れているかで、大体何歳頃にそれが起こるかを見ることができます。